こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
 
何度も繰り返され、なぞなぞが与えられる。
ドアが語る。言葉は鏡の中の世界を跳ね返りながら、
「きみにむかう」(二度)



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「ふたつの手は、昏い」

昏迷という言葉に使われる昏という漢字も、またあまり単体で見る漢字ではない。
そして現れる「手」。作者の中で手と夜は同時に現れるイメージのようだ。
そして「非対称」という術語。
「わたしたちの持ち物」の反復(一度ずつ言い直しているような雰囲気である)
それから、存在の動詞「ある」が、改行してこれだけ置かれること。
その金属的なはなたれか
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