こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
れかた。
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かんたんまとめ
反復はどもりではなく、考え、言いなおし、近似していく感触がある。
ある一定の印象を与える作者特有の単語(手、夜など)がある。動詞(ある、など)がある。
改行はある単語・文字を冷たく放ち、音読ではなく黙読されるリズムを作っている。
碑文は遠い冷たい謎をふくむ。繰り返しについて、さっきは近似と言ったが、ひょっとすると謎をかけているのかも知れぬ。
その謎な雰囲気は選ばれる文字の形にも大きく拠っている。
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