こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
 
行のなせる不思議な技。
まずは不思議な痕跡の様子の描写。
しかしそこからがかっこいいと思う。
降りて行った、からの。
「行った」の反復。
さらに、どこに行ったのかが最後に明かされるその構図。
読みながら、ひきずられていく。



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「ウミツバメが、旋回する」


 それらは数える
 教えるように、


文字の呪文について。教えると数えるは形の上でほとんど変わらないこと。


 数え入れるように、多くのもの─(そこには
 数え得ないものも
 含まれるだろう、たぶん)─
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