こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
という動詞。推し計るという動詞。
どこからぼくを見ていたのか、きみは
時間について
話すように、横顔で
きみは、ぼくについて話すように
いつか
どの世界から
きみはぼくを見ていたのか
きみとぼくの反復(3セット)。
「話すように」の反復。反復されてずれてつながって、急に現れる「いつか」
「ぼくを見ていたのか」と言う。サンドイッチの形で。
最初は読点がつづき(「ぼくを見ていたのか、」)
最後は放り出される形で。
それはまるで、夢のようだ。
同じシーンが出てくる夢か、
あるいはなんども夢を思い出しているのか。
+
http://po-m.
[次のページ]
前 次 グループ"フレージストのための音楽"
編 削 Point(8)