こもんさんの詩について思うこと/渡邉建志
 

具体的な意味が曖昧になっていき、しまいには言葉は揺れながら意味を失って、
その発音や字面のうつくしさという純粋なものになっていく。


追記終わり






http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=24224
「観測」

繰り返しが一番夢のように美しい詩。

 両の手にさしだされている、きみは推し計られずに
 両の手にさしだされている、
 きみは推し計られずに

反復の強い形。二回言っているだけなのに、改行で崩しているだけなのに。
特殊な雰囲気をそれだけでかもし出す。
「両の手に」という古語調。さしだす、とい
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