フレージズム/菅井亮氏の詩について/渡邉建志
 
るのは春と秋しかないのだろうか。そしてワッペンは以前アキという名の女の子に惚れていたのだが、それにはそんな因果関係もあるのかも知れないなぁ、と思考し、死んだ。

すごすぎる。死ぬのかよ。

思考し、の前にかなりの長い内容があるわけですね。そして、それだけ長い内容を「思考し」、とくれば、結構な前置きなわけで、次にしかるべき行動が来るはず、なのに、そんだけ前置きして、突然死ぬ。考えすぎて死んだのか、いや、とにかく死んだのか。「思考」という言葉が冴える。「考え、死んだ」というのよりずっとおもしろいんじゃないでしょうか。


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