霧の様な死あるいはナルシシズムについて/立原道造を読む/渡邉建志
業だとも思います。
四 薄明、について
ああ 何もかも美しい! 私の身体の
外に 私を囲んで暖く香よくにほふひと
また、香りによって女性を描くのである。ちょっと、これはたまらなくキますね。どうしようどうしよう、と思います。女の子のどこがすきかというような話を男の子たちは一生懸命するわけですが、におい、と答える人は、ちょっとマニアックなんではないかと思われよう。しかし、僕はにおいだなあ、と思うのであって、、いや、僕のことなんてどうでもいいではないか。
■詩集「優しき歌 二」http://www.aozora.gr.j
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