平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
君はどっかに行ってしまって、思考は相変わらず分散して走る。僕の新しい性癖が披露される。「猫科の動物になりたい」のだと言う。「にゃー にゃー と言いたい」のだと言う。それから、また突然なんだけど、「外人ハウスに住みたい」とか言う。意識の流れはもう論理を飛び越えて横滑りしていき、ロースクールに行きたくない友人の話とか、隣の家の人の話とか、もうこっち(読者)の都合も考えず独り言が続く。そのようすを、覗き見しながら、僕は妙にうれしくなる。
わけがわからない
日常はあっ、
、という間に過ぎて
きっと私は年を取るだろう
ピースみた
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