因数分解中毒者のために/小林レント讃2/渡邉建志
 
『ひきだしの奥』の「僕の悲しみ」と同じく、自分の一部でありながら、もはやそうではなく一個の意志をもった(かのようにみえる)いきものとして、独立して移動する。そのようすはともするとかわいかったのだが、ここではいかんせん目玉であり、「僕の悲しみ」ほどの可愛らしさ(多少語弊あり)はない。だけどそれでも引用部の目玉にはやっぱり愛らしさを感じてしまうのだなあ。

「ころころ」がいい。つぎの「静止」もいい。

最後が好きだ。



■秋の日の雨 http://www.rondz.com/poem/poet/8/pslg7465.html#7465 ぜひまず読んできてください

歌だと思う。
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