子供へ/ネコ助
 

その中で子供を育て、学校へやり、成人させた
親の姿を見逃すわけにはいきません。

あの頃、
衣食住、その姿が当り前のもので
それ相当の、自ら誰と比べるものでも無く、
時折の幼い喧嘩で
何かしら、そんな優劣の悲しさを
味わうことがあっても、
別に気にする事はなく、
そのたびに小さな胸の中に
後で知る、反骨精神を養えた
良き時代だったのです。

そして今、
人の子から、人の親になり、
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