子供へ/ネコ助
何人かの子どもを育て上げる努めに当たり
私と余りにも違ったこれからの世の中で、
幾度か味わうだろう、羨む思いに、
小さく成らぬよう出来るかが、気がかりです。
親としては、時代が変わっても
中流意識の物質を与えるのに
懸命となるでしょう。
私としては、身なり風貌や、学校の成績よりも
それぞれの才能や自律出来る根性等を、
育ててやりたいのです。
そのために
私がかってそうだったように。
私の体や、言葉を用いて
ある時は、寝食の時、
ある時は、野にい出て教え、
親の夢を託そうと思うのです。
戻る 編 削 Point(3)