社会の一つとして個人を見てしまうあなたへの手紙/I.Yamaguchi
ラルウォーターに頼り
気の毒ですねとニュースを見て
募金やボランティアに目をそむけ
国会は信じられないと言って
自分は選挙におもむかず
宗教に囚われずといいつつ、
全ての宗教を信じないことに信仰して宗教を蔑視し
プライパシーの保護、といいつつ
年頃の娘のドアを予告なくあけて
そのくせ
「環境保護、気の毒、信教の自由、プライパシーの保護」
と言わない人を時代遅れと決め付けている人です。
自分の付き合う人を
自分を中心とした円の中に閉じ込めるということです。
でも私はあなたの友人として、
そのような部分を叩く気はありません
私はあなたの社会から人間を見るところではな
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