Cry For The Moon 5「添削、あるいは我が同志たるトラブルメーカーに」/佐々宝砂
休止、2006年現在「蘭の会」にて「新サルでもわかるレトリカル」連載中)。
詩の世界ではどうかわからないが、俳句の世界じゃ結社主宰による添削は日常茶飯事だ。しかし俳句結社での添削はレイプではない。なぜレイプではないかって? そりゃ、俳句結社のメンバーが、たいてい心の底から主宰を敬愛しているからだ。主宰に話しかけられただけで随喜の涙、っちゅーヒトもいるのだ。それほど愛してる相手に添削してもらえるんだから、腕をもがれようとも腕をつけられようとも(俳句は短いのでもぎとる場合が多い)、怒らないで喜ぶ。それはそれでどーかしてるよーな、異常なよーな気がしないでもない。私自身は、そうしたどこか異様な雰
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