Cry For The Moon 2「交流、あるいは火星の人類学者」/佐々宝砂
 
なる。


以前、金襴の会(蘭の会のチャット)で話していて、驚いたことがある。蘭の会には守秘義務があるので詳しいことは言えないのだが、具体名をあげず曖昧にぼかして説明すれば、「批評や感想は作者に向けられるものだと思っていた」ひとがいて、私はそれにびっくらこいたのだった。そうか、そう考えるヒトもいるものなのか。やっぱり交流はしてみるものだ。

私は、批評というものは主に批評の読者に向けられているものだと考えている。作者のためだけに書かれた感想は、それが非常にきちんと考えられたものであるとしても、批評ではないように思う。批評の読者=詩の作者とゆーのではつまらんし広がりがない。……とモノカキと
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