十六連の愛情/海月
僕はやっぱり君の心を全て知らないから
ケンカしてしまう事も在る
背を向けて眠るベットは冷たく
後ろで聞こえる吐息は痛く
二人を繋ぎ止めていた
朝になったら決まって僕が謝っていた
初めて君を抱いた日
理性と欲望は混ざり合い
どんな行動をしたか覚えていない
君は次の日何も会話をしてくれなかった
僕は何時も通りに謝った
君(かのじょ)から妻に変わった日
それは僕が夫になった日
そこから徐々に愛情は薄れていった
明日は今日よりも大切に思えない
そんな予感が頭を過ぎり真実に変わった
マスコミが取り上げることは五日で廃れる
妻は膨れた肉体をダイエット
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