僕/加藤泰清
す。
その時考えてることは、さながら大学教授の論文のようで、
現代詩フォーラムに投稿すれば必ず30ポイント以上はいく!
と自負できるものばかりです。
この時の論文を投稿すれば、
僕の現代詩フォーラムでの人気は、文学界のSMAPといわれるほどになったと思います。
ネクラなぼうやといわれることもなかったと思います。
しかしそこには一つの問題がありました。
僕は自転車から降りると、その時考えていた内容が消えてしまうのです。
(内容を忘れてしまっているのに、なぜかすごい出来だ、
と僕は自負できているのです。
それは、とても素晴らしい事で、生命の神秘であ
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