僕/加藤泰清
られるのです。
恥ずかしい僕、自身を一度殺すのです。
するとまたわざと稚拙で頭の弱い文章を書きたくなります。
でもそれを書き残した後、その稚拙さ頭の弱さがわざとではなく、
本気と書いてマジだと気づいたとき、
また恥ずかしくなります。
バックからいれたくなります。
(僕は自分の文章の稚拙さ頭の弱さ青さ情けなさ自体は気にしていません。
ただ、真面目に書いた作品がそうであったり、
わざとそう書いた文章のウケが悪かったりすると、
首を吊りたくなります。
これは本気と書いてマジと読みます。)
例えば自転車に乗ってるとき、
僕は常に何かを考えています。
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