批ギ いと/桐原/銀狼/今猿/黒川排除 (oldsoup)
 
ある。再度書くが詩でないとは言わない。けれども過剰な説明で読み手に考える余地を与えないのは詩としてかなり損をしていると言わざるを得ない。なぜこういう書き方なのかというと先にポイントビューワーを見てしまったからだが、受けない技術的な理由というのはひとえに彼の説明過多な部分にある。読者はもう少し遊ばせておいた方がお互いのためにいいしめんどくさくもないと、まあ個人的には思うわけだね。詩を作る論理なんていろいろありましょうがね。

 本作品はイソップだかおとぎ話だかになぞらえて死ぬこと生きることに関して掘り下げようとする意図が、そういった過多気味な説明によってガンガン伝わってくる。ウサギとカメ、カメと
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