【批評ギルド】 『シャボン玉』 松本卓也/Monk
 

> 駆られた衝動を苦笑で抑え
> 浮いた造型を思い浮かべ

シャボン玉に奪われてしまった男が、シャボン玉なんかに!30年間
大事に取っておいたのに!とハンカチの端を噛みしめ・・・じゃなく
てだな。
シャボン玉の光景に自分自身を重ねて、衝動に駆られちゃう場面。
この「僕は居れたのだろうか」の問いの答えが、はたしてどんな衝
動に駆られちゃったのかしら彼ったら、の答えだ。

ケースその1)
ああ僕にはシャボン玉で遊ぶような子供の頃の思い出はなかった
なぁ(鉄仮面をかぶせられ地下牢に監禁されていたので)→今からで
もやってみようか→なんてね、やらないからやらないか
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