●そろもん第二の栞/みつべえ
に流れる。
まだ生まれぬ明日や逝ってしまった昨日を
なぜ思い悩むのか、今日が楽しい今日であるなら。(森亮 訳)
岩波文庫版「ルバイヤート」はペルシャ語原典からの翻訳で、こちらも味わい深いです。
人生はその日その夜を嘆きのうちに
すごすような人にはもったいない。
君の器が砕けて土に散らぬまえに。
君は器の酒のめよ、琴のしらべに! (小川亮作 訳)
韻を踏んだ四行詩は古くからあるようで、わが国の詩人たちも試みています。但し、日本語は強弱アクセントが希薄なので、せいぜい同音異語を置くか、たんに行数をあわせただけものが多いようです。私もリズムを整調しようと、いろいろ
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