詩的インプラント 〜 馬野幹氏に捧げる鼻歌 あるいは馬野幹宇宙人説 〜/大覚アキラ
 
なんだと思う。準備ができていなければ、何事もスムースに受け入れることはできないのよね。

ポエトリーリーディング、あるいは詩の朗読、まぁ、どっちでもいいや、とにかくそういう類のもの(ややこしいので、以下この文中では◎とする)に対してぼくが抱いている感覚っていうのは、まさに前述したオペラ歌手の人に対する恐怖と恥ずかしさに通ずるものがある。◎に対してどういうスタンスで接したらいいのか、よくわからないというのが正直な感想だ。要するに、小学3年生のぼくがオペラ歌唱に対して無知であったのと同様に、いまのぼくは◎に対して余りにも無知で準備不足なのだろう。実際、これまでに◎をライヴで観た回数など、たかが知れ
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