批ギ たりぽん「眠ってしまえばいい」/黒川排除 (oldsoup)
 
人に与えられた特権だ。ああ何もかもめんどくさい。そうだ、眠ってしまえばいいんだと。眠ってしまえばいいと言いながら眠れてはいないのがこの作品、やあグチグチやっている。こころの中に大いなる葛藤がありそれが詩情を書き立ててあるのならば眠りの前の段階とは飛ぶ前の鳥に似ている。ではわたくしめは鳥の目を少し拝借してまいる次第。そしていちばんきれいな所に着地。あとは土足でドカドカやる。いちばんきれいなところから書いていくか。一連目はすごいよろしい。一連目の秀でたリズムを研究して活かせたならさらによい作品が出来たと思う。それは作者のすべきことであっておれはえーっと、そのリズムの変化のうちにいかに眠りが誘われている
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