少女飛遊/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
のような心地になってきて、心が弾け飛ぶように驚いていたのが、ウソのように解れてくるのがわかった。我ながら不思議だった。
と、今度は少女が体を折り曲げてその顔を私の顔に近づけると、端正だった表情を大きく崩しながら顎が外れんばかりに口を開けた。そして私の首までを流れるように飲み込んだ。口中は生臭く狭かったので、息がすぐに苦しくなってきたが、少しすると、少女の後頭部から穴があいて顔が出せるようになった。自然と外の風景も見えて息が出来るようになる。が、それもつかの間、体中が跳ねるような衝撃に襲われると、部屋の風景が物凄い速度で視界から離れた。それからすぐに後方で激しい衝撃と爆音を感じると、穴のあいた
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