太陽みたいな/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
 
を降りていく。少しづつ、じり、じりと降りていくたびに、彼女が軽くのけぞり、会社にいるときには考えられないような、甘く切ない声を絞るように出した。反応が面白くなってきて、右手を肩にまわし胸を長い時間舐めまわすといきなりそこに左手の中指を、差し込むように添える。とたん、彼女の息が途切れるようになっていき、両足で腕を締め上げてきた。痛い、とわざとらしく声を出して引っ込め、様子を何気に伺う。本当はそんなに痛くなかったはずだった。でも反応が面白くなって、とっさにやってみたのだった。印象に残ったのはそういうところだけだった。あとの事はよく覚えていない。たぶん、ふつうに楽しんだだけだったのだろう。

──ね
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