into interstella burst/小林レント讃6/渡邉建志
きさは揺(yu)とにていて、しかしその激しさとは異なって、秋空のほうがもっと静かで、もうすこし広い。いや、激しさと静けさの矛盾なき融合というか。この人の言葉はこの人のもので、誰の真似でもなく、マグマなんだと思う。己から出てきて仕方がない言葉がそれだけの力を持ちうるということが、まるで奇跡みたい。揺(yu)と同様に、ここにはレントさんの姿が見えなくて、彼はこことは違うどこかで座禅でもしているみたいに思える。そして、彼はただこの世界を見ているだけのような。
(この詩を読んで、初めて小説とは違う詩の力というのを知ったし、そのイマジネーションは小説の文体では掻き起こすことのできないものだ。僕は詩につ
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(5)