生前と死後のあいだで/小林レント讃3/渡邉建志
瞬いた が}
イメージがすごい。いったいどこから、深さ。や、コーヒーの点眼が出てくるのか。まったく参る。
形式としては歌詞だと思う。それが、ポップなかんじを出している(最後の聯は最初のくりかえし)。最初の聯の内容の衝撃と、矛盾するポップなリズム。
かつて僕は詩を書きたかったわけではなかった。詩という形式が必要なのではなく、思想の告白が必要なのだった。イメージの告白が必要なのだった、だからひたすらかきまくって、人に見せたり見せなかったりした。それを詩っぽいという理由で詩の場所に出してみると、面白がってくれる人もいた。だけど、僕は、詩は短い小説や、告白と変わるものではないと思っていた
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