因数分解中毒者のために/小林レント讃2/渡邉建志
さをみようと心の目をこらす。わざわざ白いという色を指定していること。そしてその白い糸が見えたとき、それは夜の暗さの中で怪しく光るし、舐められたときの無味がその白さと関係を持ち始める。
■丘の上で目玉は http://www.rondz.com/poem/poet/8/pslg7261.html#7261 部分
ゆっくりと
静止
眺める目玉
ここでの目玉は先にあげた『プラスチックソウル』の「僕の魂」や、『ひきだしの奥』の「僕の悲しみ」と同じく、自分の一部でありながら、もはやそうではなく一個の意志をもった(かのようにみえる)いきものとして、独立して移動する。そのよう
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