私の快楽主義/鏡ミラー文志
 
さでもあり、個性でもあろう。次男にもそういうところはあったが、私ほどそういう側面は強くなかったと思う。他人との距離感や線引きを引くのがとてもお上手。それは自立心が強いということなのか? どうなのだろう?
とにかく次男は家族から自立していち早く公認会計士の資格を取り、妻子持ちにさえなった。私とは幼き頃良くごっこ遊びをして遊んだ仲である。お風呂場で風呂の蓋を境に置いて入浴している私と次男が両脇に座り、彼がなにかに成り切って喋りだすと、私もなにかの役に成り切って、二人で軽芝居をやる。家の前にあるレンガの塀でサッカーをやりながら、部屋の中で、プールの中で、二人の軽芝居とごっこ遊びは続く。私がお話作りが多
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