咲子?/たま
たいてい音読みと決まっていたけれど、正直なところアイはわからなかった。
「訓読みは、め-でると、お-しむよ」
四一四頁の四段目に【愛】の親字がある。音読みは、アイ。訓読みは、め-でる・お-しむ。筆順につづいて解字がある。
解字。形声。足の意の夂(チ)と、音をしめす (アイ)とを合わせて、行きなやむ意。のちに、おしむ、めでるの意に用いる。
「愛でると、愛しむ? ん……我が子を愛でる、と……いのちを愛しむ……あれっ? ちょっとちがうよね……」
「うん、ちがう。いのちを惜しむ、の惜しむも、りっしんべんだから、こころの作用なんだけど、惜(セキ)という漢字は、こころに残るという意味だか
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