咲子?/たま
ね、山も海もないとこ……」
「わかった。じゃあ、お盆休みにね」
約束したふたりのあしたは、たしかな鉄路と鉄路でつながっていたはずだ。この国をかたちづくる葉脈のように、解けるはずのない糸で結ばれた固い約束だった……。
六九七頁の三段目に【糸】の親字がある。音読みは、ベキ・シ。訓読みは、いと。[絲]は、旧字体である。音読みは、シ。筆順につづいて解字がある。
解字。象形。まゆからつむいだきいとの形にかたどり、細いいとの意。[絲]は、会意となる。糸を二つならべて、より合わせたいとの意。ひろく、いとの意に用いる。
さらに頁をめくると、七一九頁に羊部(ひつじへん)がある。
羊
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