咲子?/たま
 
どかかるって……それでね、あたしに帰って来いっていうの。姉ひとりじゃ、店番できないからって」
「……帰るの?」
「うん、しばらくね。しかたないから……」
「そうか……ま、お正月も帰ってないしさ、いいんじゃないの。お姉さん助けてあげなきゃあ」
 やせ我慢だとおもった……。
「ごめんね。なるべく早く帰ってくるから」
「会社は?」
「しばらく休むって電話しといたから」
「じゃあ、あしただね。あしたなら送って行けるしさ」
「うん……そうする」
 翌日、咲子は上野から新幹線に乗ることになった。
「お昼すぎでいい」
 十二時四二分発の「やまびこ五一号」盛岡行きに乗って、咲子は一ノ関でJ
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