咲子?/たま
 
そこには火と神との因果関係についてはなにも出てこない。
 それで、火と神との共通するイメージをおもいめぐらしてみると、なぜか「無」という漢字にたどり着くことになって、何気なく、【無】の親字を引いてみると驚いたことに、「無」の部首は火部(ひへん)であった。


 火部(ひ・ひへん)  (れっか・れんが)
▽「火」をもとにしてできていて、「火の光や状態、火や熱の作用」を表す文字のほか、「 」を目じるしにして引きやすい文字を集めた。漢字の脚あしになるときは、「 」の形になる。

 そうなると巫女が対峙していた火は、限りなく無に近い、神のすがたであるといえないだろうか。わたしにはそれが創作上
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