咲子?/たま
 
は、高層マンションの見取り図のように見える。その最上階には七部屋あって一画のひとびとが占めていた。
 漢字の覚え方はひとそれぞれあっていいとおもう。たとえばわたしは、丘を引く虫と覚えて蚯蚓と書くが、それは、むしへんの部首を持つ漢字であるからできる覚え方だった。むしへんの小部屋は、六画の廊下にあって、七七七と書かれた表札らしきものが見える。それで、本文の七七七頁をひらいてみると一段目に虫部とある。


 虫部(むしへん)
▽「虫」をもとにしてできていて、「爬虫類・昆虫類・貝類」などに関係する文字を集めた。

 これは部首についての簡潔な解説文であって、それぞれの部首のはじめに記載されて
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