咲子?/たま
つまり、漢和辞典の存在を知りながらも、それを手にとってひらいてみようとする意思が希薄であったということ。
そこで、部首索引のある見返し頁をめくってみると、「部首の名称」という頁があって、その頁には一四二個の部首と、その読み方が記載されている。さらに、頁の右肩には、非日常としかいいようのないちいさな文字で、漢字と部首との関係について説明した文章がある。
つい見逃してしまいそうなその文章をよく読んでみると、それは漢字の骨格と、それにぶら下がった内蔵や、皮膚や、顔のかたちさえも知ることのできる、たとえば、幼いころに手にした虫眼鏡みたいな、発見と、よろこびと、安心を与えてくれる文章であることがわか
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