なんたらかんたら/後期
 
a」として輸出された。意味がないので、誤訳のしようがなかったのだ。これは画期的であった。

国連では各国代表が集まり、「なんたらかんたら宣言」を採択した。全文はもちろん、なんたらかんたら、なんたらかんたら、なんたらかんたらで構成されていたが、全会一致で可決された。反対意見を述べようとした代表は、マイクの前で「なんたら……」と言ったきり、「かんたら」が出てこず、存在自体がなんたらかんたら化して消滅した。

経済も完全になんたらかんたら化した。株価はなんたらかんたら指数で示され、上がったのか下がったのかは、なんたらかんたら次第とされた。専門家は「今後はなんたらかんたらがなんたらかんたらする可能
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