中田満帆氏的『PERFECT DAYS』批評「悲劇を消費する人たち」/室町 礼
作家として心血を注ぎ込みました
が"映画監督としての行為"はなにもしていません。
だって、
これを映画というのならば、仮に中小企業を一掃する
ような巨大企業を利する経済政策のCMや、
特定民族が弾圧されて織るような綿製品のCMをやむ
を得ず撮ることもある映像表現者としては、この区別、
境界の見分けは絶対のものであるべきでしょう。
CMをつくるときの映像作家はいわばカメラのレンズ
のような存在で、そこに
自己の思想信条を反映させるよりまず製品を売るため
に制作会社が提供したコンセプトをできるだけクリア
に受け入れて作品に反映させます。しかし
映画監督が自
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