浄化聖戦/あなたは天使なのでせう
 
ていたのだ。深みへとおちこむことで芽生える言葉に詩は存在していない。十年間、ぼくから言葉は離れていた。



 愛の言葉で操られる奇怪なぼくを、ずっと信じていてくれた、いまの繋がりと友人たちを誇りに想う。



 ぼくの目から溢れる泪に含まれたうみの成分に、繋がりとしての意志を感じる。



 愛はいつでも、そこにあった。それは、水底に咲いているふれられない花でない、ふんわりとより添いあえる普遍の誠に、ぼくは、ようやく気づいたのだ。



 おかあさん、おとうさん、哀しかったさ。ぼくの語る愛につよがりのふんばりが含まれるたびに、友人たちは冷静な判断で、ぼくを
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