mimicry/ホロウ・シカエルボク
になったり、少なくなったりすることは無い、それは生きている限り無限に存在している、そう、存在するための材料―餌だ、俺は毎日そういうものを食って生きている、それを食らわなければ満たされることがない部分がある、存在の胃袋はとかくあらゆるものを食らいたがる、まだ足りない、まだ足りないと足をバタつかせる、だから俺は慌てて言葉を並べるのさ、知っているものの中にだって知らないものがある、だから俺は書いている、書き続けている、自分の中に潜んでいる謎に向かって、そこを知り続けることが出来るならそれ以外のものはわりとどうだっていい、俺の知るべきものを隠し持っている出来事以外には何の興味も無い、下らない世間話に時間を
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