ももくりさんねんかきはちねん/百(ももと読みます)
 
んだ。



 浴室のドアーを開けて、それを閉じることもできないままで、その場にしゃがんでじいっとしていた。凝視するほどの真面目なときのながれ。しばらくするとバスタオルを手にとることができて、いつも通りに洗濯機のボタンを風乾燥へと操作して、ゴーって音で洗濯槽へとみずの注ぎこむ音が聴こえた。



 冷たいルイボスティーを飲みつつ、白湯を飲む習慣が必要やなって、ぼんやりと考えていた。



 空気清浄機のいい音がしている。お布団のなかにいる。おとうさんの携帯電話へと半年ぶりにお電話をおかけした。



 ぼくとおとうさんの誕生日はスピリチュアルでいうとソウルメ
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