ももくりさんねんかきはちねん/百(ももと読みます)
 
ルメイトであるらしいこと、いま、お仕事は順調ですか、おかあさんとおとうさん、家族の老後をぼくがみるね、そのときは、お隣り同志のアパートメントのお部屋をお借りしようよね、ぼくはそういって、めずらしく、おとうさんとの対話で泪ぐんだ。



 目眩を起こしたときに優しいひとたちのことがあたまに浮かんで、ぁ、ぼく、まだ優しいきもち、残っとるって嬉しいなって、優しいこと、お送りしてくれたひとたちへと責任もって大切にせなあかんよって。



 ありがとうって、ぼくがいって、それからすぐに、ごめんなって、おとうさんへとお伝えした。おとうさんはええよって、いーちゃん、優しいなっていってくれて。
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