I FEEL FOR YOU。/田中宏輔
のことだけれど、ぼくが下鴨に住んでいたとき、共産党の機関紙に1年半か2年ほど詩を連載していたのだけれど、その当時、左京区の下鴨で、共産党の方々や、その奥様たちが参加なさってた俳句の会に行かせていただいていたのだけれど、ぼくのつくる5・7・5の音節数でつくった
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俳句は、ことごとく、俳句ではないと言われた。俳句は形だと思っていたぼくはびっくりした。いまでも、その驚きは変わらない。いまだに、なぜ、ぼくのものが俳句でないのか、わからないのだ。たとえば、こんなやつ。「蟻の顔 蟻と出合って迷つてゐる」俳句じゃないのかな?
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きのう、めっちゃお酒
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