動き続けてはいるが解釈は異なる/ホロウ・シカエルボク
 
術に過ぎないんだ、人が一人、人生を生きて死ぬこととは何の関係も無い、そこにはすでに設えられた道があってはならない、すでに決められたルールがあってはならない、あらゆるすべてが自分自身によって決められ、実行されなければならない、そしてそれは、様々な要因によって常に変化し続ける、人間の心が一定ではないからだ、それと同じように広がる世界でなければならない、「こうしないと」で動いていたらそのうち窮屈になることは想像に難しくない、どんなきっかけで、どんな理由でその道は始まったのか、その道に足を下ろしている自分の心にあるものは覚悟か、迷いか、どちらかに決める必要は無い、覚悟なら覚悟なりに、迷いなら迷いなりに動け
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