「文学極道」への弔辞(再校正済み編)/室町 礼
一種の違和感覚で人をとらえていた。かれの詩は感覚に根
ざすものなので批評の棚にはのせにくいのだけど、
(批評したところで無理筋になるだけです)
それ以外はなんというか
あの、こんなことをいうとまたお叱りを受けるでしょうけど文
学極道というのは「中二病」の作文の寄せ集めとしか映らなか
ったですね。「中二病」とは何か。それを説明しはじめるとま
た大変なのですが要するに彼らは大人になりきれなくて「詩壇
ママゴト」をやっていただけなのです。成長した大人の精神が
あれば「ママゴト」はやらない。才能とか技術関係ないのです。
わたしがそんな気持ちでいたからど反発をくらって嫌われたの
でしょ
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