1月28日メモ 「病は気から」「詩考」などなど/りつ
参考詩 高村光太郎 晩餐
私が高村光太郎の詩の中で、一番好きだと思う詩。
これを例に少し詩を考えたい。
この詩は、冒頭は食べるものが順に表記されている。
そして、それらを智恵子と光太郎はガツガツと貪り喰う。
「凄い」と思ったのはここからだ。
喰らう歓喜、いのちの喜び、大いなるもの(神とは言ってない)への感謝が溢れ出し、
雄大な拡がりのある名詩になった。
少し前に、
「テーマは何か、テーマは何か」としつこくしつこく尋ねられたことがある。
私の回答は
「分からない」だ。
晩餐を読んで、
私自身、
テーマを持ち、
テーマをもとに詩作する段階に来たと思っ
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