だからわたしは殴られる/室町 礼
るのが,労働である。(『経済学・哲学草稿』)
人間を人間たらしめているものが労働である!
労働はうつくしい。労働は生命の根源だ。労働に感謝!
彼の自然哲学が間違っているというのではない。おそらく万有引力と同じように
確固たる、抗いようのない真実でしょう。
労働なしには何も生まれない。
問題はその哲学が正しいとしても
人間はその正しさにどういう姿勢を持つかです。
人間はある絶対的真理にそのまま呑まれる存在であってはいけない。
どこまでもその自然の真実に抵抗する、抵抗することで人間が人間になっていく、
そういう存在であるべきだと思うのです。
土地の私有の廃止。
報酬の上限の
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