日記(思うこと)/由比良 倖
 
し、ありがとう、って付け足すだけでいいんだ。何の為の言葉だよ、ちゃんと言えよ、って思う。

 僕はたしか十三歳になったばかりの頃から精神科に通っていて、生半可な病気ではなかったと思うし、ずっとずっと自殺したいと思いながら生きてきた。多分、誰が悪いという訳でもなかったのだと思う。「悪い」ってどういうことか、考えてみるとよく分からないしね。僕は今からの自分をどうにかするしかない。

 今日は何故か、少しうまく行きそうな気がしてるんだ。



11月21日(木)、
 いつから、自分のことを駄目だ駄目だと思い続けていたのだろう? 完全に自分を投げ出していた。もっと傲慢なくらい、誇大妄想的
[次のページ]
戻る   Point(7)