collage/あらい
(、空を霞める。)呼ぼうと思えども、忘れ去られた名など、なぞりあげる舌先などひくひくと舌蛇のよう絡みついてぬたうつような淀み、灰と煤のひぐらしと交わす。暇を持て余す祈りながら、嫌悪を示すかたちが我が有り様としかたなしと結ばれ、?フキダシを置くだけの最果ての口づけで?
店頭に並べられたグラスストーンの照るような声をなんどか、てのひらを返して吹き消した。所構わずフィルターをどけて殴りつけた犯人を冷たい円錐に潮力をもって浮かべる、(玉虫色の羽根いちまい抜いた虎が。)渇いた喉を香するだけの花の茎とここへ、片足ばかりのトランクを枕で被せて。投げ飛ばした札束をピンクに潰して、残りはしたたかにバケツに噛
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