01.1../ryinx
{引用=漂泊の 時のなかに ゆめのように 揺蕩う ゆめの、なかで 夢から さめて あてどない 意識に かすかな ゆめの 名残に 仕舞いこまれた 時間と めにうつる ゆれる 視界のなかに 沈む 夕日と こわれかけの 時計に ゆめのなかの 時間の ながれる みえない 暗がりに ゆめの なかの 終りと 岬の 止まり木に 空の色を すこし いい忘れたのは 視えない 珪石の 転がる 視界に 終わらない 雲の ながれに とけいの 移動する 車輪の 中心の なかの 虹のように ゆらぐ 揺れる 終わるとき それでも すこし そこに 休ませて、てのなかの 小石に 映る かすかに 覚えている 切断された 意識に 少し
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