一、二の散詩。冷え切った老廃物としての我が思考の塊の断片/鏡文志
必要も大義も感じずに、ボウフラのように浮き沈み歩く日常。
愛は定まりて、行きて書く。恋は、始まりし、夢の途中。
処女幕を突き破りし、女子の誘惑と、透明に溶け消えていく我が欲望。風に晒され、水に流されて浮き、時に弾みし、日常を。
ララバイと水模様、サラバイと風模様。透明な思考を書き綴りし時は、時の流れのシュールと、意味の定まらぬリアルが、夜の闇の中で四角い羽毛の布団のように、我と我が身に覆い被さるのみである。
一、二の散詩。ホップステップジャンプ! ただ、無意味に頑張る。我と我が身とその無邪気と卒のなさが、人間らしくて、好きだ。
無意味と笑顔。意味と涙より、よほど良い。狭い人生に、幸あれ。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)