自分をも欺くために、すべて/ホロウ・シカエルボク
 
赤ん坊の特筆すべきところは、知への貪欲さだ、どんなものにでも触れる、どんなものにでも首を突っ込む、本当はそれだけでいいのさ、愚かな連中が自分たちが生き易くするために作った下らないルールのせいでそれは見え辛いのが当り前なんだ、連中は自分たちが正しいことにするためならどんな恥ずかしい理屈だって並べてみせるぜ、そんな連中のために存在するのが社会って代物さ、ガイドラインなんてものが存在する世界なんて絶対に信じてはいけない、それは誘蛾灯のように愚者を寄せ付ける、それを受け入れたり反発したりして良いの悪いのいうゲームをひたすら繰り返してる、共通言語を探して安心する人生なんか真っ平さ、この夜は戻らないんだ、いつ
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